婚活プロフィールの書き方:反応が良い例と悪い例

新たな出会いに向けて婚活をより効果的に進めるためのコラム第3回目をお届けします。

「プロフィールを書いたけれど、なかなかお申し込みがない」「自分のどんな点をアピールすれば良いのかわからない」「自己PRが苦手で何を書けばいいのか悩んでいる」—婚活中の皆様から、このような悩みをよく耳にします。

当結婚相談所での会員様との日々のカウンセリングから、お相手のプロフィールを読む際に「自己紹介文」を特に重視する会員様が非常に多いことがわかっています。写真で第一印象を形成した後、次に影響力が大きいのが「あなたの言葉で書かれたプロフィール文」なのです。

今回は、「婚活プロフィールの書き方:反応が良い例と悪い例」と題して、プロフィール文の作成ポイントとその心理的効果について、具体例を交えながらご紹介します。

プロフィール文が持つ心理的影響力:なぜ言葉選びが重要なのか

婚活においてプロフィール文は単なる自己紹介ではなく、「あなたという人間性を伝える大切なコミュニケーションツール」です。心理学研究によれば、文章から受ける印象は以下の3つの要素に大きく影響されます。

  1. 情報の具体性(抽象的な表現より具体的なエピソードの方が記憶に残りやすい)
  2. 共感性(読み手が「自分と似ている」と感じられる要素があるか)
  3. 独自性(他の人との違いを適切に表現できているか)

当結婚相談所での経験によると、「具体的なエピソードを交えたプロフィール」に変更した会員様は、申し込み数が目に見えて増加する傾向があります。これは、具体的な表現が「リアルな人間像」を想像させ、共感や親近感を生み出すためと考えられます。

良いプロフィール文と良くないプロフィール文:その違いとは

では、実際にどのような書き方が効果的なのでしょうか。

以下に「同じ内容を伝える」プロフィール文の良い例と良くない例を比較してみましょう。お相手プロフィールを見ているとして以下の内容だとどう感じるか想像しながらご覧いただくとより理解しやすいと思います。

【例1:趣味について】

▼良くない例:
「趣味は旅行です。国内旅行が好きで、温泉めぐりをよくします。」

▼良い例:
「趣味は国内旅行で、特に由布院や城崎など、古い町並みが残る温泉地を訪れるのが楽しみです。温泉に浸かりながら星空を眺める時間は、日常の喧騒を忘れられる大切なリフレッシュタイムになっています。」

【例2:仕事について】

▼良くない例:
「事務職として働いています。真面目に仕事をしています。」

▼良い例:
「医療機関で事務職として5年目になります。患者さんが安心して治療に専念できるよう、笑顔と丁寧な対応を心がけています。『いつも明るい声で案内してくれるね』と言っていただけることが、私のやりがいです。」

【例3:性格について】

▼良くない例:
「性格は明るく社交的です。人と話すのが好きです。」

▼良い例:
「友人からは『どんな人とも打ち解けるのがうまい』と言われます。初対面の方とも共通の話題を見つけて楽しく会話することが得意で、前職では社内イベントの幹事をよく任されていました。ただ、一人の時間も大切にする面もあり、休日の朝はゆっくりとコーヒーを淹れて読書する時間を楽しんでいます。」

これらの例の違いは明らかです。

良い例では「具体的なエピソード」「感情や価値観」「ライフスタイルの一部」が伝わる書き方になっています。こうした情報は、読み手に「この人とどんな会話ができるだろう」「どんな時間を共有できるだろう」というイメージを抱かせ、会ってみたいという気持ちを高めるのです。

プロフィール文の「3つのNG」と「3つのGOOD」

当結婚相談所の分析では、以下の要素がプロフィールの印象に大きく影響することがわかっています。

【NG要素:避けるべき3つのポイント】

  1. 否定的な表現やネガティブな内容
    「〜が苦手です」「〜ができません」といった否定表現は、たとえ正直であっても、全体的な印象を下げてしまいます。
  2. 抽象的で一般的すぎる表現
    「普通の〜」「一般的な〜」といった表現は、具体的なイメージを想起させにくく、記憶に残りません。
  3. 条件や希望ばかりを並べる
    「〜な人を希望」「〜な人だけ」といった条件を強調するプロフィールは、受け入れる余地が狭いという印象を与えてしまいます。

【GOOD要素:取り入れるべき3つのポイント】

  1. 具体的なエピソードや体験
    抽象的な性格描写ではなく、それを表す具体的なエピソードの方が伝わりやすく、共感を呼びます。
  2. 価値観や大切にしていることを表現
    「なぜそれが好きなのか」「どんな時に幸せを感じるか」といった価値観は、相性の判断材料になります。
  3. 将来のビジョンを適度に含める
    「今後どのような生活を送りたいか」というビジョンは、相手がその未来に自分を重ねられるかを想像させます。

プロフィール文作成の「黄金比率」

効果的なプロフィール文には、以下のような内容バランスが理想的です。

  • 過去の経験や背景:20%(どのような人生を歩んできたか)
  • 現在の生活や興味:50%(今どのような生活を送っているか)
  • 将来の希望や展望:30%(これからどのような生活を望んでいるか)

この比率を意識することで、「過去にとらわれすぎない」「将来の希望ばかりでない」バランスの取れたプロフィールになります。

すぐに実践できるアクションポイント3つ

プロフィール文をより魅力的にするための、すぐに実践できるポイントをご紹介します。

  1. 「5W1H」で具体的に書く

抽象的な表現を具体的にするには、「いつ・どこで・誰と・何を・なぜ・どのように」という要素を意識して書くことが効果的です。

▼改善前:
「料理が趣味です。」

▼改善後:
「週末の朝は、近所のファーマーズマーケットで新鮮な野菜を買って、季節の食材を生かした料理を作ることが楽しみです。特に和食の出汁にこだわりがあり、祖母から教わった昆布と鰹節の合わせ方を大切にしています。」

  1. 「感情」と「理由」を付け加える

行動や事実だけでなく、「どんな気持ちになるか」「なぜそれが好きなのか」という感情や理由を添えることで、共感を呼ぶプロフィールになります。

▼改善前:
「休日は映画鑑賞をします。」

▼改善後:
「休日は映画館で一人映画を観るのが密かな楽しみです。暗い客席で心を解放して作品の世界に没頭できる時間は、私にとって最高のリラックスタイム。特に人間ドラマは、登場人物の心情に共感したり、自分だったらどうするかと考えたりする時間が好きです。」

  1. 「対比」で個性を表現する

一見矛盾するような自分の両面性を表現すると、立体的な人間像が伝わりやすくなります。

▼改善前:
「活発で外向的な性格です。」

▼改善後:
「休日の昼間はアウトドアでアクティブに過ごすことが多いですが、夜は温かい紅茶と本があれば満足するインドア派。メリハリのある生活が心地よいと感じています。」

当相談所では、プロフィール文作成のサポートも行っています。

「自分の言葉で書きたいけれど、何を書けばいいか分からない」という会員様には、カウンセリングを通じて魅力を引き出し、効果的な表現方法をアドバイスしています。

プロフィール写真とプロフィール文の相乗効果

前回ご紹介した「プロフィール写真」と今回の「プロフィール文」は、相乗効果を発揮することが理想的です。

例えば、料理が趣味とプロフィール文に書くなら、キッチンでの自然な笑顔の写真があると説得力が増します。
趣味のゴルフについて触れるなら、ゴルフウェア姿の写真があるとイメージが具体的になります。

当結婚相談所のデータによれば、「プロフィール写真と文章の内容に一貫性がある会員様」は、申し込み率が約1.5倍高くなる傾向があります。これは「言葉と映像の一致」が信頼感を高めるためと考えられます。

実際の成功事例:プロフィール文の改善で交際に発展したBさん

川崎市在住の42歳、Bさん(男性)は、IT企業でシステムエンジニアとして働いていました。
仕事では信頼されているものの、婚活では「無愛想な印象」「趣味や関心がわかりにくい」という理由で、なかなか交際に発展しませんでした。

当結婚相談所に入会時、Bさんのプロフィール文は以下のようなものでした。

「IT企業でSEとして働いています。仕事は忙しいですが、責任感を持って取り組んでいます。休日は自宅でのんびり過ごすことが多いです。穏やかで思いやりのある方との出会いを希望しています。」

カウンセリングを通じて、Bさんの「料理特に和食を作るのが得意」「登山を通じて自然に触れるのが好き」「実は古民家リノベーションに興味がある」といった魅力的な一面が明らかになりました。

そこで、以下のポイントでプロフィール文の改善を提案しました。

  • 仕事への姿勢を具体的なエピソードで表現
  • 趣味や休日の過ごし方をより具体的に描写
  • 将来の生活イメージを穏やかに表現

改善後のプロフィール文は以下のようになりました。

「IT企業でシステムエンジニアとして、お客様の業務効率化を支援するシステム開発に携わっています。複雑な課題を整理して『これで仕事がやりやすくなった』と言っていただけたときは、この仕事をしていて良かったと感じます。

週末は料理をすることでリフレッシュしています。特に和食作りにこだわりがあり、出汁から丁寧に取ることを大切にしています。友人を招いて手巻き寿司パーティーを開くのが密かな楽しみです。

月に一度は登山に出かけ、頂上でのコーヒーブレイクが至福の時間です。自然の中で深呼吸すると、日常の喧騒から解放されて心が整理されていくような感覚があります。

将来は、少し郊外の自然に近い場所で、週末には家庭菜園で野菜を育て、季節の移り変わりを感じながら、パートナーとゆったりとした時間を過ごせる生活を思い描いています。古民家をリノベーションして、新しい価値を創り出す過程も楽しめたら素敵だなと考えています。」

こうした変化の結果、プロフィール改善後1ヶ月でのお申し込み数が明らかに増加しました。

「料理の話に興味を持った」「自然を大切にする価値観に共感した」というコメントも多く寄せられるようになりました。

プロフィール改善から3ヶ月後、同じく自然が好きという38歳の女性との交際が始まり、7ヶ月後には成婚に至りました。

Bさんは「自分の趣味や価値観を具体的に書くことで、本当の自分に興味を持ってくれる人と出会えたと思います。仕事だけでなく、プライベートの充実した面も正直に書いたことで、相性の良い方との出会いにつながりました」と振り返っています。

まとめ:あなたらしさを伝える「言葉」の力

プロフィール写真とプロフィール文、この二つの「第一印象ツール」を効果的に活用して、素敵な出会いを引き寄せましょう。

プロフィール文は、あなたの人となりを伝える重要なコミュニケーションツールです。形式的な自己紹介ではなく、「あなたらしさ」が伝わる言葉選びを心がけましょう。

当相談所では、会員様一人ひとりの魅力を引き出すプロフィール作成をサポートしています。特に40代・50代の男性会員様には、ライフスタイルや価値観を丁寧に伝えるプロフィール作成が重要です。国際結婚という選択肢も含めた幅広い出会いの機会をご用意していますので、結婚への本気度の高い40代・50代男性の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

オンライン入会なら全国対応も可能です!リーズナブルな料金体系で本格的に婚活できます。
桜の季節の訪れとともに、あなたらしさが伝わるプロフィール文で、新たな出会いの可能性を広げましょう。

※このコラムは、川崎の結婚相談所「Q.E.D.partners」が提供する会員向け情報です。具体的なご質問やご相談は、お気軽にカウンセラーまでお問い合わせください。