経済的な理由で結婚を躊躇している方も多いかもしれません。確かに、年収は結婚生活において重要な要素の一つですが、それだけが幸せな結婚の決め手ではありません。
今回は、年収が低くても充実した結婚生活を送るためのポイントについて、具体的にご紹介していきます。
「年収300万円では結婚は難しい」という声をよく耳にしますが、実際には年収だけで結婚の幸せが決まるわけではありません。むしろ、経済面での工夫や価値観の共有、互いの協力関係が、長期的な結婚生活の成功を左右すると言えます。
当会が実施した調査でも、年収300万円の男性との結婚について、43%の女性が「結婚する」と回答しています。その理由として多かったのは以下のような意見です。
- 「お互いに協力し合える関係なら結婚できる」
- 「2人で協力すればなんとかなる」
- 「自分も働いているので、世帯収入として考える」
- 「性格の相性の方が重要」
共働きという選択肢
現代の結婚生活において、共働きは一般的な選択肢となっています。実際、多くのカップルが共働きを前提に、より柔軟な家計設計を行っています。
世帯収入の増加
リスク分散(片方が失業しても生活が成り立つ)
お互いのキャリアを尊重できる
家事育児の分担がしやすい
ただし、共働きを選択する場合は、以下の点について事前に話し合っておくことが重要です
家事・育児の分担方法
将来的な収入計画
お互いのキャリアプラン
子育てのタイミングと方法
お金以外の価値観を大切にする
当会の調査では、年収が低くても結婚を選ぶ女性の多くが、「価値観の一致」や「性格の相性」を重視していることがわかりました。以下のような意見が特に目立ちました:
「経済力は自分とパートナーのやりくりでどうにかできる部分があるけど、そもそも性格・外見の好みがないとパートナーとしてやっていこうと思わない」
「経済力がなくても性格が合うなら充分。私も働けば良いし問題ない。経済力があっても家庭を顧みない人より全然いい」
経済面での工夫とコツ
年収が低い場合でも、以下のような工夫で充実した結婚生活を送ることができます。
堅実な家計管理
収支の見える化
無駄な支出の削減
将来に向けた貯蓄計画
副業やスキルアップ
本業以外の収入源の確保
資格取得による収入アップ
オンラインでの収入機会の模索
賢い節約習慣
共同生活によるコスト削減
効率的な買い物方法の確立
趣味や娯楽の工夫
年収が低い場合、相手の家族の理解を得ることも重要です。
以下のポイントに気を付けましょう!!
- 誠実な態度で接する
- 将来のビジョンを明確に伝える
- 努力している姿勢を見せる
- 定期的なコミュニケーションを心がける
将来に向けての具体的な計画
結婚後の生活設計について、以下の点を具体的に計画しておくことをお勧めします。
家計管理の確立
入籍直後の1年間は特に重要な時期です。夫婦で毎月の収支を確認する時間を設定し、家計の見える化を図りましょう。最近では無料の家計簿アプリも充実しているので、これらを活用すると便利です。固定費の見直しも忘れずに行いましょう。光熱費、通信費、保険などの見直しで、意外と大きな節約になることがあります。食費は月5万円程度を目安に設定し、お小遣いについても互いの収入を考慮しながら適切な金額を決めていくことが大切です。
共働きの体制づくり
夫婦でワークライフバランスを整えることが重要です。家事の分担や、お互いの勤務スケジュールの把握と調整は、結婚生活の基盤となります。特に急な残業時の対応ルールは、事前に話し合っておくことで、後々のストレスを軽減できます。また、実家のサポートをどの程度受けられるのかも、早めに確認しておくと安心です。
緊急用資金
やはり、何かあった時のために生活費3ヶ月分、おおよそ50-60万円程度を目標に貯蓄を始めましょう。毎月の積立額を決めて、できれば2人で協力して貯めていくのがおすすめです。ボーナスなどの臨時収入も、一定割合を必ず貯蓄に回すようにすると、予想以上に貯まっていきます。
結婚生活が軌道に乗り始めたら、次は将来を見据えた中長期的な目標を考えていく必要があります。まずは収入面での向上を目指し、着実なステップアップを図っていきましょう。IT系資格や会計資格など、業界で評価される資格取得は、キャリアアップの近道となります。また、本業に支障のない範囲での副業にも目を向けてみるのもよいでしょう。ネットショップの運営やフリーランス業務など、自分のスキルや時間に合わせた収入源を見つけることで、世帯収入の向上につながります。
同時に、ライフプランの重要な要素となる子育てについても、早めの準備が大切です。出産費用として約50万円、さらに育児休業中の収入減に備えた貯蓄など、予想以上の費用が必要となってきます。保育園の費用から将来の教育費まで見据えた長期的な資金計画を立てておくと安心です。国や自治体の子育て支援制度も年々充実してきているので、これらを積極的に活用する視点も忘れずに。
住まい計画も重要
住まいの計画も、結婚生活3-5年目には具体的に検討を始めたい項目です。賃貸を続けるか、マイホーム購入を目指すか、夫婦でじっくり話し合いましょう。マイホーム購入を視野に入れる場合は、頭金として500万円程度を目標に貯蓄を始めるのが一般的です。希望エリアの物件相場や通勤時間、将来的な子育て環境なども含めて、総合的に検討していく必要があります。
老後の資金計画
さらに長期的な視点では、老後の資金計画も欠かせません。若いうちからiDeCoやNISAといった制度を活用し、計画的な資産形成を始めることで、将来の安心を確保できます。企業型確定拠出年金の活用や、生命保険・介護保険の見直しなども、この時期から少しずつ検討を始めていくとよいでしょう。
また、いわゆる老後2000万円問題も踏まえ、計画的な資産形成は避けて通れません。投資信託の積立など、リスクの低い方法から始めて、徐々に不動産投資や株式投資についても学んでいくのがおすすめです。将来的な相続対策やインフレ対策としての資産分散も、長期的な課題として意識しておく必要があります。
これらの目標は、決して一度決めたら終わりというものではありません。社会情勢や家族構成の変化に応じて、定期的に夫婦で見直し、柔軟に調整していくことが大切です。特に金額や時期については、あくまで目安として捉え、お二人の状況に合わせて無理のない範囲で進めていってください。
年収が低くても、お互いを理解し、支え合う関係性があれば、充実した結婚生活を送ることは十分に可能です。大切なのは、経済面での現実的な計画と、価値観の共有、そして何より相手を思いやる気持ちです。
「結婚=経済力」という固定観念にとらわれすぎず、お互いの良さを活かしながら、二人三脚で歩んでいく姿勢が、幸せな結婚生活への鍵となるでしょう。