既婚者調査「熟年離婚あるかも=34%」「老後の夫婦の時間憂鬱=18%」熟年離婚を防ぐには!?

夫婦200人へ老後生活に関する意識調査を実施しました。
結婚して夫婦生活を続けるうちに、価値観の違いやさまざまな理由によって、別々の道を歩む選択をすることになる夫婦は少なくありません。実際の数字をみても婚姻者の三組に一組以上が離婚すると言われているほどで、離婚する選択そのものが特別ではなくなっています。

このページでわかること

・老後の夫婦生活に潜む危機!?意外な調査結果とは

・定年後の夫婦関係を左右する意外な要因とは?

・老後の資産形成と夫婦仲、どんな関係が?

・熟年離婚を回避!円満な老後を送るための秘訣

・老後を充実させる夫婦の過ごし方、人気の計画は?

離婚件数は減少傾向にありますが、令和2年でみると約19万3千組が離婚していることになります。令和2年の婚姻件数は52 万5507組となっていて、離婚率(人口千 対)は1.57となっています。
参考資料:令和2年(2020) 人口動態統計(確定数)の概況

200人の既婚男女を対象に老後の生活や楽しみに関する意識調査を行いました。この調査では特に、老後の熟年離婚に対する考え方に焦点を当て、参加者の意見を集めました。結果からは、熟年離婚を考える人々の特定の傾向が明らかになりました。

アンケート内容
  • そもそも、「老後」って何歳からだとイメージしますか?
  • 老後までに目標としている資産(貯蓄など)を作れそうですか?
  • 仕事引退してから夫婦の時間が増えることについてどう思いますか?
  • 夫婦で老後に「楽しみにしていること」「計画していること」はありますか?
  • 熟年離婚の可能性はあると思いますか?

■調査方法:インターネットのクラウドサービスによる選択式および記述式
■対象者:200人
■調査時期:2022年12月18日~19日
■有効回答数:200
■調査期間:自社調査

老後不安について

多くの人は人生のある段階で、将来の不確実性や加齢に関する心配から「老後不安」を抱くようになります。この不安は、特に中高年期になると、老後の生活設計、健康状態、そして経済的な安定に対する懸念として具体化します。これらの懸念は、人生の後半期における計画と準備の重要性を強調しています。

老後不安の背景には複数の要因がありますが、特に経済的な安定性は大きな焦点となります。

退職後の収入、医療や介護に関わる費用など、将来にわたって安定した生活を送るために必要な資金計画の不確実性が、不安の主な原因です。また、健康面での懸念、社会的な繋がりの希薄化、孤立感も、精神的な負担となっています。

これらの問題に対処するためには、早期からの計画が鍵を握ります。具体的には、退職計画の策定、健康状態の管理、社会活動への積極的な参加などが有効です。これらの対策を通じて、不安を軽減し、充実した老後を迎える準備を整えることができるのです。

老後不安って何歳頃からはじまるのか!?

老後不安は、個人の経済状況や健康状態、家族構成、社会保障制度などによって異なりますが、一般的には40歳代から50歳代にかけて意識され始めることが多いようです。

この年代になると、子供の教育費や住宅ローンの返済が一段落し、自分自身の老後資金や健康、介護の問題に目を向ける機会が増えてきます。また、定年を迎える60歳代が近づくにつれて、働き盛りが終わることによる収入減や退職後の生活設計に対する不安が高まることがあります。仕事を退職することで、夫婦の時間が増えることに懸念を抱く人もいます。

ちなみに国土交通省によると住宅ローン額は、注文住宅で平均3,772万円、分譲戸建住宅で平均3,054万円となっています。

老後不安を軽減するために

老後不安を軽減するためには、早いうちから準備することが重要です。
定期的な健康診断や適度な運動を行って健康を維持すること、節約や投資を通じて老後資金を積み立てること、家族とのコミュニケーションを大切にして将来の介護や生活支援を検討することが求められます。

また、国や地域の社会保障制度や年金制度についても関心を持ち、適切な対策を講じることが大切になってくるでしょう。最近では積立NISAが話題となっていますが、将来の資産について真剣に考えることも重要です。

平均寿命はどのくらい!?

厚生労働省の最新の「簡易生命表」によれば、2022年の日本人の平均寿命は、男性が81.05歳、女性が87.09歳と、依然として世界トップクラスを維持しているものの、前年比でわずかながら減少しています。

アンケート回答者の性別

アンケート回答者の年代

そもそも、「老後」って何歳からだとイメージしますか?

  • 60歳〜
  • 65歳〜
  • 70歳〜
  • 75歳〜
  • 80歳以上〜
  • 仕事引退した時
老後って何歳から?の集計結果

60歳〜・・・30.5%
65歳〜・・・42.0%
70歳〜・・・21.0%
75歳〜・・・4.5%
仕事引退した時・・・2.0%

老後は「65歳〜」と回答した人が42%で最多の意見となりました。次いで「60歳〜」の意見が30%となっています。

一般的な企業で勤めていれば、60歳または65歳で役職定年になるところが多いようです。役職定年制度により、役職から退くことになり、これが結果として給与の減少、ボーナスや昇進の機会の喪失など、待遇面でのデメリットをもたらすことがあり、このタイミングが老後と捉えられている一面があるかもしれません。

理想的な老後は、自分の好きなことを楽しみながら過ごすものですが、そのためには十分な資金が不可欠です。生活スタイルによって必要な費用は変わりますが、一般的には大きな額が必要とされています。たとえば、必要な資金が「2000万円」とされる「老後2000万円問題」がよく話題になります。

老後2000万年問題への対策

老後2000万円問題への対策としては、まず自身の退職金、年金受給額、そして現有資産を把握することから始めます。次に、老後に必要とされる生活費の見積もりを立て、現在の貯蓄額や投資収益などを考慮しながら、不足する分の資金計画を立てます。これには、定年後も継続して働くこと、投資を活用すること、節約やライフスタイルの見直しを行うことなど、多角的なアプローチが含まれます。さらに、健康管理にも気を配り、医療費の増加に備えることも重要です。

これらの計画は、可能な限り早い段階から始めることが推奨されます。また、専門のファイナンシャルプランナーなどへ相談しながら、自身に合った計画を立てることが良いでしょう。

退職金ってどのくらいもらえるの!?

厚生労働省の退職金データによると、大学卒(管理・事務・技術職)の退職金額は以下のようになっています。

勤続20年以上かつ45歳以上の定年退職者の平均
退職給付額: 2,280万円
月収換算: 42.7ヶ月分

勤続35年以上の定年退職者の平均
退職給付額: 2,491万円
月収換算: 45.9ヶ月分

退職給付制度の形態別(勤続35年以上の場合)
退職一時金制度のみ: 2,144万円
退職年金制度のみ: 2,522万円
両制度併用: 2,517万円

これらの数字は平成19年(2007年)の調査結果に基づいているためデータとして古いことをご承知おきください。実際の退職金額は、企業規模、業種、個人の職位などによって異なる可能性があります。

物価上昇による影響も・・・

さらに、昨今では物価が上昇していることから、年金だけでは厳しい生活を強いられる可能性が高いとも言われています。このような状況が、現役世代の間で老後の資金についての関心を高めていると言えるでしょう。

そのため、老後に何不自由なく過ごすためには、早い段階からの資金計画が重要になります。

そこで、老後の資産について質問してみました。

老後までに目標としている資産(貯蓄など)を作れそうですか?

  • 問題ナシ
  • 多分大丈夫
  • ダメそう
  • 絶対無理
  • 問題ナシ・・・4.5%
  • 多分大丈夫・・・40.0%
  • ダメそう・・・40.0%
  • 絶対無理・・・15.5%

老後の資産について「問題ナシ・多分大丈夫」が44%となりました。いっぽう、「ダメそう・絶対無理」が55%となっています。半数以上の人が老後の資産について不安を抱いていることがわかります。

この回答から見ると、老後の資産形成に対する不安が多くの人々に共通していることがわかります。具体的には、以下の傾向が見られます。

【自信を持って資産形成ができると考えている人は少ない】
問題なしと答えた人はわずか4.5%で、大多数の人が資産形成に不安を感じています。


【多くの人が「多分大丈夫」と考えている】
40.0%の人が多分大丈夫と答えており、ある程度の自信は持っているものの、完全に安心しているわけではありません。


【資産形成が厳しいと感じている人も多い】
「ダメそう」と「絶対無理」を合わせると、55.5%の人が資産形成が難しいと感じています。これは、老後資産形成が現実的な課題であることを示しています。

この結果から、老後資産形成に対する不安や課題が多くの人に共通して存在することが分かります。資産形成の方法や知識を身につけ、適切な対策を講じることが重要であることが示唆されます。

次に、仕事を引退することで「夫婦の時間」が増えることになりますが、そのことについてどのような気持ちなのか質問しました。

多くの夫婦は仕事や日常の忙しさから、なかなか2人だけの時間を確保するのが難しく、引退後の生活に変化がもたらされると言われています。その変化をどのように捉えているのか、皆さんの率直な意見をお聞きしました。

仕事引退してから夫婦の時間が増えることについてどう思いますか?

  • とても楽しみ
  • 楽しみ
  • どちらでもない
  • 憂鬱(ゆううつ)
  • とても憂鬱
夫婦の時間が増えることにどう思うか?の集計結果

とても楽しみ・・・18.5%
楽しみ・・・24.0%
どちらでもない・・・39.0%
憂鬱・・・11%
とても憂鬱・・・7.5%

老後に夫婦で過ごす時間が増えるのは、素晴らしいことのように思えますが、実際にはこの変化が必ずしもポジティブに感じられるわけではありません。老後には、新たな課題が多数出現するためです。

余暇の過ごし方、財政的な問題、健康状態、親の介護、食事の計画など、考えるべき問題は多岐にわたります。これらの課題が重なると、老後の夫婦生活は時に憂鬱に感じられることもあります。そこで重要になるのが、夫婦間のしっかりとしたコミュニケーションです。

お互いの期待や懸念を共有し、互いを理解することが大切です。

老後を充実させるためには、共通の趣味や関心事を見つけて、質の高い夫婦関係を築くことも重要です。また、健康を維持し、ストレスを溜め込まないようにすることも必要です。これらのポイントを心がけることで、老後の夫婦生活はより豊かで満足のいくものになります。

老後に良好な夫婦関係を構築するために

後の夫婦関係を良好にする秘訣はいくつかありますが、以下のようなことが挙げられます。

  1. コミュニケーションを大切にする:老後は夫婦二人きりで過ごす時間が増えます。そうした状況下で、お互いに思いやりや愛情を伝えるためには、良好なコミュニケーションが欠かせません。日常的に話し合う習慣を作り、お互いの気持ちや考えを共有することが大切です。
  2. 相手を尊重する:長年の共同生活で、お互いの意見や考え方が異なることもあるかもしれません。しかし、相手を尊重することが、良好な夫婦関係を保つための大切な要素です。相手の意見を聞き、受け止めることで、お互いの理解が深まり、対立を避けることができます。
  3. 共通の趣味や興味を持つ:老後は、時間に余裕ができることが多く、夫婦で共通の趣味や興味を持つことが楽しい時間を過ごすためにも大切です。お互いに興味を持つことを共有し、一緒に取り組むことで、絆が深まることがあります。
  4. お互いに自立する:老後には、健康状態の変化や、介護が必要になる可能性があります。そのような状況でも、お互いに自立して生活できるよう、互いに協力し合い、サポートしあうことが大切です。
  5. ポジティブな考え方を持つ:老後には、身体的、精神的な不安定さが増す可能性があります。そのような状況でも、お互いにポジティブな考え方を持ち、前向きに考えることが大切です。共に明るい未来を見据え、希望に満ちた生活を送ることができるでしょう。

夫婦で老後に「楽しみにしていること」「計画していること」はありますか?

  • ある・・・43.0%
  • ない・・・57.0%

老後の計画・楽しみが「ない」人のほうが多くなりました。
この質問には回答理由について、自由記述方式でご記入いただいたので紹介します。

「老後の楽しみ・計画」が「ある」と回答した人の意見

2人で旅行をしようと話してます。国内旅行でゆっくりとした、旅行というよりは旅に近い1週間~1か月くらいの行き先を決めずに行きたい所を自由きままにまわる旅をしたいねと話しています。
お金に余裕があれば旅行
一緒にダーツをやることです。
温暖な気候の地域に移住したい
海外旅行にいきたい。
海外旅行に行きたい。
豪華客船での船旅に行こうと話している。お互いに仕事を頑張っているので、老後は遊びの計画が多い。
国内旅行をする
二人でツーリング
日本各地を旅行したいと思う
日本中を車で回りたいです。車中泊やキャンプで各地の名産品や観光地、温泉を楽しむ予定です。
夫婦で国内旅行へ出かけることです。
夫婦で時間をかけて、国内で行ったことがない所を旅して歩こうと話し合っています。
夫婦で孫のお世話をする事です。
様々な観光地を回る国内旅行をしたいと思うからです。
ゆっくりのんびり旅行したい
温泉巡りや色んな地に旅行に行きたいなと言う思いがあります。なかなか行きたくても行けないので老後ならと。
今は子ども優先の旅行なので、2人でのんびり旅行に行きたいです。
今裁縫を勉強しているので、定年するまでに売れるくらいに上達して、ネットなどで販売しお小遣いを稼ぎたい
自営業がしたい
若い時に行けなかった旅行に行きたい。
2人で趣味のキャンプをすること
一緒に海外旅行をしたり、国内の温泉旅館でのんびりと過ごしたりしたい。
家庭菜園の充実
国内・海外旅行。
今と同じように仲良く暮らしていくことが楽しみ。
今は犬を飼っているのでワンちゃん中心の生活をしていますが、60歳を超えたら自分たちの体力に見合った生活を考えています。もしペットがいない生活になったら、その時間を旅行などに費やそうと話しています。
山登りが趣味の人なので一緒に山登りしたいです。
仕事のことを考えずに旅行にいくこと
将来はタイに数か月行ってみたいという夢があり、定年退職したら二人でその夢をかなえたいと考えています。
色々な所に旅行にいく
退職後、フリーランスで仕事をする予定があるから。
二人での旅行を楽しみたいです。
二人で海外旅行に行こうと計画しています
日本各地の親族のもとを訪問して観光
日本縦断旅行、海外旅行
日本全国ゆっくり少しずつ旅行したいです
北海道や沖縄などら今住んでいる所から遠い所に移住したい。動物が好きなので、たくさんの犬や猫に囲まれた生活がしたい。
野菜など作って道の駅などに卸したい
旅行。のんびりゆっくり色々なところを巡りたいです
旅行に沢山行きたいと考えています。
老後の楽しみは毎日何の計画も立てずに旦那と遊ぶ事です。行き当たりばったりで色んな事を楽しみたいです。
老後は一緒にお散歩したり、ジグゾーパズル等で脳トレや、ゲームをしたりしてまったり楽しく過ごしたい
“ある→今の自宅が雪国にあるので、子ども達が自立して夫が定年したら温かい地域(国内)に移住してゆったり余生を過ごすのが夢です。

一緒に海外旅行に行くこと
“「ある」
一緒に海外の色々な国を回る。”
キャンピングカーで全国を回ることです。
のんびり全国を旅して回りたい。
まずは老後には夫婦で世界一周の旅行に行くことを計画しています。そのためにも今から少しずつ貯金をしています。
温泉にいっぱい行きたいです
共通の趣味である旅行へ行くこと。特に温泉旅。
好きなことをやりたい
妻が海外へ行ったことがないので、連れていくことを予定している
仕事をしている時は時間の関係で旅行ができないが、ゆっくりした時間の中でのんびりと日本をめぐってみたい
“貯金をして妻と旅行をたくさんしたいです。
日本国内と海外にも行きたいです。”
夫婦で一緒に旅行に行きたい。特に北海道に行きたい。
毎年夫婦二人での旅行を重ねてきたのですが、多忙であった私が55歳で脳梗塞で倒れて、本業の退職を余儀なくされてからは、金銭的な余裕が無くなり、行けていませんが、まだ行けていない、北海道旅行(旭川方面、富良野など)に必ず行こうと決めています。仕事人間が通常勤務に就けずにいますが、在宅にて生計をたて、予備費をも稼げるようになって必ず実行しようと、それを励みに頑張っております。
旅行へ行くこと
キャンピングカーに乗って全国を回る事。
一緒に旅行に行く
将来、起業を考えている夢があること
“・子育て期間にあまりできなかった旅行にいきたい
・一緒に事業を始めようと計画している”
2人でゆっくり海外を含め各地を巡る予定や個々の趣味をより満喫する計画がある
2人で旅行やドライブなど出掛ける時間を多く使えそうだから
ゴルフ会員権を買い、ゴルフ三昧の老後
のんびりと旅行
一緒にゲームをしたり、旅行に行くこと。
一緒に旅行にいきたい。
一緒に旅行に行ける
海外旅行はある程度お互いが満足する回数行っているが、気づくと、遠距離の国内旅行をほとんどしたことがないことに気付き、老後は色々な国内旅行をしてみたいという話はよくします。
楽しみにしていることは、好きな時間に旅行に行くことです。
“今は共働きでお互いの休日が合うことが少なく、長期の休みを取ったことがありません。
老後はのんびりと、車で全国を旅行したいです。”
妻の母国(海外)に移住する
子供の育児が終わったら、別居か離婚をしたいと考えている
子供も就職し、夫婦の時間が増えるため。子供がいなかった頃の二人での旅行や、二人での時間が確保できるため楽しみ。
“時間ができたら旅行にいきたい。
大好きな京都や沖縄への旅行。移住も考えているくらいなので、資金があれば居住地を買うかもしれない。
二人で映画鑑賞や食事、ちょっとした国内旅行です。
日本全国を電車で旅行することです。
夫婦で畑で野菜を作ることです。
様座な所に旅行に行き、美味しいものを食べたいと思います。
“老後というよりもできればもっと早く、子供たちが自立し始めたら行動したいこと・行きたい場所があります。
交際当時より2人の夢としてバックパックにて世界を周り、その中で最も気に入った土地に移住し余生全ての時間をそこで過ごし暮らしたい。
今でも決して忘れていない夢として心に大切に取ってあります。”
いくつになっても楽しみに
ヨーロッパ、アメリカを中心に海外旅行にたくさん行くこと
海外移住です。
子供が自立した後の海外旅行

夫婦が老後に楽しみにしていることは、主に次のようなものです。

  1. 国内・海外旅行:多くの夫婦が国内や海外旅行を楽しみにしています。特に、子供が自立した後や定年退職後に、ゆっくりと時間をかけて旅行したいと考えているようです。日本各地や海外の観光地を訪れたり、温泉や名産品を楽しむことが多く挙げられています。
  2. 二人で趣味を楽しむ:夫婦で共通の趣味を楽しむことも老後の楽しみとして挙げられています。例えば、キャンプや山登り、ゴルフなど。趣味を通じて、二人の時間を大切に過ごすことが期待されています。
  3. 温暖な地域への移住:雪国に住んでいる夫婦は、老後に温暖な地域へ移住することを楽しみにしています。移住先でのんびりと余生を過ごすことが夢として持たれています。
  4. 自営業やフリーランスで働く:定年退職後も働くことを考えている夫婦がいます。自営業やフリーランスで仕事を続けることが、老後の楽しみや目標となっています。
  5. 子育て期間中にできなかったことを実現:子育てが終わったら、二人でのんびり旅行に行ったり、長期休暇を取ったり、子供がいなかった頃のように過ごすことを楽しみにしています。
  6. お小遣い稼ぎ:裁縫や野菜作りなどを通じて、老後にお小遣いを稼ぐことを目標にしている夫婦もいます。
  7. 家族や親族との交流:日本各地に住む親族を訪れたり、孫の世話をすることも、老後の楽しみとして考えられています。

総じて、夫婦が老後に楽しみにしていることは、二人で過ごす時間を大切にし、共通の趣味や旅行を楽しむことが中心となっています。

やはり、旅行系が圧倒的に多いようです。
仕事を引退して時間ができたら夫婦でゆっくり旅行できることを願っている回答者が多くいました。

「老後の楽しみ・計画」が「ない」と回答した人の意見

「ない人」→一緒にやりたいと思うことをご記入いただきました。

2人で出かけたい。映画を観たり、ドライブしたり、ご飯を食べに行ったりしたい。
いろんな食べ物を食べることです。
お互い一人で起業
お墓参り位だと思います。
クルーズ旅行
フルリノベーションして、インテリアにもこだわる
ベタですが一緒にゆっくり旅行が出来たらいいなあと思ってます
一緒に旅行に行ったりしたい
元気なうちに旅行を一緒に楽しめたらと思う。一番気を使わない楽な関係なので。
現状では持ち家を持つことは難しいのですが、持っていた場合には保護権などを一時保護の活動を一緒にしながら過ごせたらいいなと思います。
広い家に住みたい
今は夫婦でお出掛けすることが全くないので、2人でお出掛けしたいです。
今までお休みの日も違ったし、趣味や嗜好も違うのでお互いに好きなことをやると思います
今以上に一緒に海外旅行にたくさん行きたいと思う。
子どもや孫との関わりを多く持ちたいです。
子育てが終わって、2人でゆっくり旅行に行きたい。
私は主人と沢山旅行に行きたいです。
体力と資金があれば長期の旅行をしたら楽しそうです。
低い山登りや道の駅巡り。
田舎暮らし
独身の頃は共通の趣味の一つかゲームだったので、オンラインゲームで一緒に楽しめたら良いなと思う。
二人だけではなく、共通の友人夫婦や他の人を交えての交流(旅行や飲み会等)をするのは刺激があって楽しいとは思うが、夫婦のみでの活動は敢えて望まない。一緒に生活するだけで十分であると思っている。
日々の家事を担当してもらいたい
日本国内を一緒に旅行したい
美味しいものを食べに行ったり、行ったことがないところへ旅行したりしたい。
美味しいものを食べる旅をしたいです
夫婦でゆっくりと旅行
別々に暮らしたい
旅行が好きなのでいろいろなところに行きたい
旅行などで優雅に時間を過ごすことです
旅行などに行けたらいいなと思う。
旅行などゆっくりしたい
旅行など行ったことがないところに行きたい
旅行に行きたい
老後まで一緒にいたいとは思わないから。
いろいろなところへ旅行に行きたい。
お互い干渉せず、それぞれ気ままに暮らしたい。
ごく平凡に一緒に近所を散歩をしたり、ちょっと足を延ばして自然を楽しめるような場所でくつろいだり、たまには外食を楽しんだりしたいです。また、何となくても、笑いあうことができれば、それで十分です。
ゆっくり一緒に過ごしたい
一緒に、というのではなくてお互い好きなことや趣味を満喫して健康でいられればそれで良い。
一緒にのんびりと旅行に行きたいと思っていましたが、もう無理です。顔も見たくないですし、ご飯を作ってあげる気もありません。
喧嘩もなくゆっくり好きなことをして穏やかにすごしたい、それだけです。
散歩などをして健康作りをしたい。
自立したい。自分の人生は自分のために使いたい。
終活。子供に面倒かけたくないのでそれなりに準備はしていたい。
孫にあいにく
長くお互い完全別行動を続けているので一緒に行動することは考えられませんし、お互いストレスになると思うので、老後になってもこのままお互い別行動を続けたほうが良いと思います。
特になし。
畑で野菜を育ててみたい
旅行には出かけたい。
旅行や外食を楽しみたい
老後は夫婦ともども働いて過ごす予定なので、今と変わらない日々を過ごすので何も楽しみはありません。
2人ともコーヒーが好きなのでカフェでゆっくり過ごしたい。
お金に余裕があることが前提だが、まだ行ったことがない経験したことがない場所にいろいろと行ってみたい
お互いの好きなことが旅行なので車で車中泊しながら色々なところへ旅行したいです。
お互い干渉しないで個人で楽しみたい。夫婦でやりたいと思うことはペットを飼いたいくらい。
もしかしたら別々に暮らして週末婚になるかもしれません
ゆったりとした温泉旅行など
一緒にどこか行きたいとは思わないけど野菜作りを始めました
温泉旅行にたくさん行きたいです。
温泉旅行に行きたいです。
海外移住か旅行をたくさをしたい
海外旅行を楽しむ
具体的にはないが、一緒に子どもや孫の話をしながら家でのんびり過ごせたらいいなと思う。
今まで通り夫婦仲良く、年に一度くらい旅行に行き、のんびり生きていきたいです。
今もやっていますが、一緒に散歩を続けていたいです。
“子供が産まれた事でかろうじてまだ夫婦として生活していますが、今時点では、一緒に何かをしたい、という気持ちは一切ありません。
これから先何が起きるか分からないので、また気持ちは変わるかもしれませんが、今のところは子供が家を出る事があれば、その時に夫婦も終わるかな、という気持ちです。”
小旅行。在宅ワークを一緒にやること。
上手くいくか不安
二人で色々なところに旅行に行きたい。
明確にはないけど、時間ができたことだし、あちこちに旅行に行きたい。
旅行、特に海外旅行
旅行に行きたいです。
旅行に行ってのんびりしたい
老後よりも、今を生きることに精一杯の状態ですぅので、老後を考える暇がありません。妻の私としては、家庭菜園をしながら、ゆるく忙しく、いい感じにゆとりを持って二人での老後を心豊かに進めていけたらと思っています。
コロナが収まったら世界一周クルーズに行きたい。
お互いに健康であるなら行くことのできなかった気になる場所に行くことやゆっくり余暇を楽しむためしばらく温泉旅館に滞在することをしたいです。
グルメ旅行
とにかく散歩しまくって、ボケないように頭や足腰を70過ぎても鍛えて健康を維持したい。二人とも東京ディズニーシーが大好きなので、年1でも旅行で出かけたいと考えている。(相手はどう思っているかはあやしいが…)
まだ30代なので、そこまで老後について話したことがない。また、考えた事もない。
ゆっくり旅行したい
一緒にゴルフ等の共通のスポーツをしたい。
近所には毎朝夫婦で散歩している方がみえますが、そんな風に老後は健康に気を使った事を夫婦で出来たら最高だなと思いますね。
公園など散歩をしたい
妻の好きなアーティストのコンサートに行きたい。僕も音楽はすきなので。
世界中を旅行したい。
夫婦2人で、沖縄で農園をしながらゆっくり暮らしたい。
別荘をもってゆったり暮らす。
毎年1回は宿泊旅行に行きたい
目先の生活がまずは先なので
余裕があるなら旅行に行きたい
旅行に行くことがコロナ過でないので、今後計画したい。
老後はまだまだ先だと思っていて特に計画していることはありませんが、まずは1週間くらい夫婦で旅行に行こうと考えています。
もともと共通の趣味があったので、それを再開したい
一緒にやるよりも、できるだけ別々に行動することを望む。ずっと一緒にいるとアラが目について嫌になるので
楽しみにしている事や計画している事はありませんが、理由は現在そうした会話を夫婦でしないからです、する話題と言えば老後の為の資金の会話で最終的に喧嘩になり会話をしなくなります。
妻は旅行が好きなので、色々なところに連れて行ってあげたいと思います。
特にないけど静かな老後にしたいです。生活がまず不安なので。
1年に、最低2-3度、国内旅行したい。
ゴルフか旅行
スキー、サイクリングなどのアウトドアでやるスポーツ。
温泉旅行、ゲーム
私の趣味が旅行なので、一緒に旅行に行ければ良いのなぁ
趣味が異なるのであまり楽しめないかも?
登山や温泉めぐりなど、行動する趣味を楽しめればと思います。
日本だけでなく海外にも色々旅行に行ってみたいというのはあります。
付き合っていた頃からある程度の観光地や旅行等はしてきたが、年齢を重ねてから行くとまた違う気がするので行ってみたい。また同じ趣味を見つけられたらいい。
別々の人生を歩めたらと思います。
北海道旅行
旅行、グルメが好きなのでその辺を楽しめたらなと思います。、
旅行やのんびり暮らしたい
旅行等にいけると良いと思う
一緒に旅行に行く回数が増えたら良いと思います。
離婚ですね。

上記の意見を似た項目別に分類し、件数と割合を算出しました。

  • 旅行を一緒に楽しみたい: 37件 (41.1%)
    国内旅行、海外旅行、温泉旅行など
  • 趣味や好きなことを一緒に楽しみたい: 12件 (13.3%)
    散歩、ゴルフ、アウトドアスポーツ、ゲームなど
  • のんびりと穏やかな時間を過ごしたい: 8件 (8.9%)
    喧嘩もなく、お互いに干渉せずゆったりと過ごす
  • 別々の生活を望む: 7件 (7.8%)
    それぞれの趣味や好きなことを楽しむ、自立した生活、離婚を考えている
  • 健康維持に努めたい: 4件 (4.4%)
    散歩や旅行を通して、頭や体を鍛える
  • 具体的なプランはまだない: 4件 (4.4%)
    まだ若い夫婦や、目先の生活に追われている夫婦
  • その他: 18件 (20.0%)
    子どもや孫との関わり、田舎暮らし、家事を担当してほしいなど

この分類から、老後を夫婦で一緒に旅行を楽しみながら過ごしたいという意見が最も多く、全体の41.1%を占めていることがわかります。次いで、共通の趣味を見つけて一緒に楽しみたいという意見が13.3%、のんびりと穏やかな時間を過ごしたいという意見が8.9%と続いています。

計画や楽しみは「ない」とした人も旅行を挙げた人が多くなりました。
現役中は自由な時間も限られていて、ゆっくり旅行することは難しいことから、老後に時間ができたら旅行したいと考える人が多いのではないでしょうか。

最後に、「熟年離婚」について質問してみました。

熟年離婚の可能性はあると思いますか?

  • 将来離婚を考えている
  • あるかもしれない
  • 多分無い
  • 絶対無い
熟年離婚の可能性についての集計結果

絶対無い・・・14.5%
多分無い・・・51.0%
あるかもしれない・・・27.5%
将来離婚を考えている・・・7.0%

すでに離婚を考えている人が「7%」いました。
さらに、将来的に離婚が「あるかもしれない」と回答した人も27%となっています。

今回のアンケート回答者の3割以上の人が熟年離婚の可能性があると思っていることがわかりました。

熟年離婚について、データをもう少し深堀してみました。

まず、老後の資産構築について「問題ナシ・多分大丈夫」と老後の資産に不安を持っていない属性と「ダメそう・絶対無理」と回答した人の2グループに分けて「熟年離婚」の可能性について集計した結果がこちらです。

老後の資産構築「問題ナシ・多分大丈」と回答した人

老後の資産構築「ダメそう・絶対無理」と回答した人

老後の資産構築について、目処がついているグループ(左)は「熟年離婚は絶対無い」が多く、「熟年離婚があるかもしれない」は少なくなっています。
つまり、老後の資産に不安要素少ない人は「老後の熟年離婚」を考えていない人の割合が多くなってることがわかりました。

次に、老後に夫婦で「楽しみ・計画」を持っている人と持っていない人のグループも比べてみました。

老後に楽しみ・計画「ある」と回答した人

老後に楽しみ・計画「ない」と回答した人

2つのグラフを比較してみると、老後に夫婦で楽しみ・計画が「ある」グループ(左)は「離婚の可能性絶対無い」が多く、「離婚あるかもしれない・将来離婚を考えている」が少なくなっていることがわかります。

これらの結果から、老後に熟年離婚しないためには「お金に困らない資産計画」と「老後の楽しみを計画」することが重要なのではないでしょうか。

熟年離婚を回避するために

  • お金に困らない資産計画
    経済的な安定は夫婦関係に大きな影響を与えます。老後は収入が減ることが一般的であり、資産計画を行わないと、金銭的なストレスが増大し、夫婦間の摩擦が生じる可能性があります。適切な資産計画を通じて、老後も経済的に安定した生活を送ることができれば、夫婦間の関係も円満に保つことができます。
  • 老後の楽しみを計画
    熟年夫婦が共通の趣味や目標を持つことは、夫婦関係の強化につながります。共通の楽しみを持つことで、夫婦間のコミュニケーションが活発になり、絆が深まります。また、夫婦それぞれが自分の趣味や目標を持ち、お互いをサポートすることで、互いの成長を促し、充実した老後を過ごすことができます。

このように、「お金に困らない資産計画」と「老後の楽しみを計画」することが、老後の熟年離婚を防ぐ重要な要素です。経済的な安定と共有の楽しみを持つことで、夫婦間の信頼や絆が強化され、円満な関係を維持することが可能となります。

老後を迎えるための積極的な準備と対策

働き盛りが終わることは新たなライフスタイルを模索する絶好の機会でもあります。これまで仕事によって縛られていた時間が自由になり、趣味を深めたり、新しいスキルを学んだり、ボランティア活動を始めるなど、自分の興味に従って活動を広げることが可能になるのです。また、パートタイムやリモートワークなどの形で働き続けることも一つの選択肢で、これらは社会とのつながりを保ちつつ、新たな収入源を確保することにつながります。 夫婦の時間が増えることに対する懸念も、視点を変えれば新たなチャンスとも捉えることができます。日々の仕事から解放されることで、お互いの時間を共有することが増え、それまでにない深いコミュニケーションや理解を築くことが可能になります。一緒に旅行を楽しむ、趣味を共有する、地域の活動に参加するなど、二人での時間を充実させる方法はたくさんあります。 老後不安は一人ひとりにとって異なる形で現れますが、その解決策もまた個々に適したものが必要となります。しかし、早いうちから健康、資金、家族関係などの各項目を具体的に考え、計画的に行動することで、老後の生活をより安心して迎えられるようになるでしょう。そして、それは自分自身だけでなく、家族や周囲の人々にとっても安心感をもたらすことにつながります。